健康と美容、栄養、ウェルエイジングを専門としている内科美容皮膚科医 中島由美です。
さて、今回のテーマは「胃と腸のケア」についてです。
消化器内科だった私は、他の医師もそうですが、以前は胃と腸を別の臓器として考えて治療していました。
胃と腸は繋がっていて、食べ物を消化・吸収する一連の臓器なはずなのに、胃と腸は分けられて治療することが多かったのです。
栄養学を勉強するにつれて、栄養をしっかりと体内に取り込む準備が必要だと感じました。
健康な胃粘膜から胃酸が出て食べ物を消化し、胃から送られてきた細かく分断された食物は健全な腸粘膜から栄養が吸収されていきます。
胃粘膜の健全化
たくさんタンパク質を摂ろうにも胃酸が少なければお肉は消化できず胃もたれの原因になります。胃酸の少ない方はそもそも量が食べれないかもしれませんね。
胃酸が少ない原因は以下のものが考えられます。
・ピロリ菌感染(アジア人、日本人に多い。井戸水などに生息)
私もピロリ菌に感染していて、最近内服薬で除菌しました。
・ストレス
・加齢による胃粘膜萎縮
胃粘膜を育てるにはグルタミン酸がよく、胃酸を出させるには酸っぱいもの(梅干しやレモン)を食べるといいとされています。
胃酸(ペプシノゲン)がどれくらいでているかは血液検査でも調べることができ、ピロリ菌は血液検査、胃カメラ、呼気検査、便検査などで調べることができます。
腸粘膜の健全化
腸粘膜は栄養を吸収します。
正常な腸粘膜は細胞と細胞ががっちり接合して、腸に未消化な食べ物や雑菌が入ってきても体内には吸収させません。そのまま便となり体外に排泄されます。
しかし、腸粘膜の細胞と細胞の接合がゆるみ、未消化な食べ物や雑菌が細胞間をすり抜けて体内に蓄積され、アレルギーや倦怠感など体の不調をひきおこします。
これがリーキーガット症候群、遅延型アレルギーの原因となります。
遅延型粘膜に負荷をかけるのはグルテン(小麦)、カゼイン(牛乳・乳製品)です。
グルテンとカゼインは消化がとても悪く、腸の粘膜にベタっとくっついて腸粘膜の結合をゆるくしてしまうのです。
一方で、腸粘膜の機能を回復させるものは、ビタミンD、亜鉛、ビタミンA、グルタミンです。
これらの栄養素を摂りつつ、グルテン、カゼインを控えることが腸粘膜の健全化に繋がります。
胃と腸の粘膜に意識を置くと、食べるものや日頃気をつけることが見えてきます。
せっかく摂った栄養を余すことなく体の栄養にしていきましょう。

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この記事を書いた人・監修者
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中島 由美(なかじま ゆみ)
Crystal 医科歯科 Clinic International 内科院長
【経歴】
・アメリカニューヨーク州生まれ
・金沢医科大学 医学部 卒業
・金沢医科大学病院にて小児科・内科専攻
・大阪・神戸・東京・福岡の病院で内科・皮膚科医として勤務
・清美会ゆめクリニック(美容皮膚科)院長
・2018年8月、同クリニック内に内科・美容皮膚科・アレルギー科を開設
【保有資格】
・日本内科学会 認定内科医
・日本医師会 認定産業医
・日本抗加齢医学会 専門医
・マンモグラフィ読影医
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【クリニック情報】
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